消防の大会に闘志を燃やすアルペンスキーの国体選手!橋田さんインタビュー

今回のインタビューは橋田さん。
橋田さんは高知県の街の方の出身だが、現在はいの町保木に住んでいる。アルペンスキーの国体選手でたくさんの趣味を持ち、生活を楽しんでいる。
また、お話を伺っていくと、現在はいの町消防団神谷分団に所属し、操法大会で全国大会出場を目指し、日々練習しているとのことだった。
橋田さんにご自身ことやお仕事のこと、移住のことについてじっくりお話をお聞きし、インタビューにまとめている。
橋田さんのこと

- インタビューよろしくお願いします。まずは橋田さんのことを聞かせてください。自己紹介をお願いします。
岡林さん:高知県出身です。街の方に住んでいましたが、住んでいたところがリフォームする必要が出たのでそれなら移住しようと、この地に移住してきました。
- そうなんですね。やはりこのあたりは街の方より静かですか?
岡林さん:この家は国道194号線の目の前にあり車の交通量がありますので音は結構はありますね。ただ、夜の7時以降になると交通量もグッと減って、すごい静かで川のせせらぎも聞こえるぐらい気持ちが良いですね。
- この場所は趣味部屋みたいな感じですか?
岡林さん:そうですね。趣味部屋ですね。隣に自宅があります。
- 現在何をされていますか?
岡林さん:自宅から40分ぐらいのところにある病院で看護師をしています。2交代のシフト制ですね。2交代なので①日勤②夜勤が組み合わさっている感じです。
- そうなんですね。この部屋には色々なものがたくさんありますが趣味はありますか?
岡林さん:たくさんありますね。やっていることで言えば、①サーフィン②スキー③釣り(主に川釣り)④バイク⑤自転車(ロードーバイク)ですね。
- たくさん趣味がありますね。これらの趣味をするのにはここに住むことはすごい良い環境じゃないですか?
岡林さん:そうですね。この家の前を通る194号線(通称:そらやま街道)はバイクとか自転車するのには最適ですし、釣りをするのも最高ですね。僕は渓流釣りなので、この辺は中流域になるんかな、僕は1時間ぐらい移動すれば上流のさらに良いスポットもありますし。
- そうなんですね。趣味を一つずつ聞かせてください。
趣味①サーフィン

- サーフィンはどこでするんですか?
岡林さん:サーフィンは海ですね。なので、中村(旧地名)ですね。今は四万十町なるんかな。そっちの方でしますね。
- サーフィンを始めるきっかけは?
岡林さん:元々僕の趣味って父親がやっていた趣味がほとんどです。いまだにこっちのサーフボードは親父のやし、こっちは僕のやし。
でもサーフィン自体は、父親の考えで、「幼い頃からハマってしまうと人生狂う」という教えがあったので、、っていうのも面白すぎて海中心の生活になってしまうから、ということでやらさせてもらえなかったんですね。
なので18歳で高校を卒業してから始めました。
- サーフィンの魅力はなんですか?
岡林さん:正直いうと僕は今はそんなにめちゃくちゃ好きってわけでもないです(笑)最近は2年ぐらい言ってないですね(笑)でも行ってる時は、、、そうですね、看護学校卒業するまで、就職するまで1ヶ月ぐらい間が春休みであったんですんけど、その時は車で片道2時間かけて週3、4日行っていました。
何が良いかと言われると表現しづらいんですけど、でも面白いですね。魅力はたしかにあって。
趣味②釣り

- 釣りについて教えてください。
岡林さん:釣りは経歴そんなに長くないですね。15年くらいですね。
- それって長く聞こえますけど、、、笑
岡林さん:始めたきっかけは、父がフライフィッシングをしていて、僕は全然それまでは釣りというのはしていなかったんですけど、ある時暇をなにかしら作って何かやりたいなぁと思う時がってそれで始めましたね。
まずは海釣りから始めたんですけど、海って魚種とか魚種によっての釣り方はハンパなくあるじゃないですか。これはもう、凝ってしまう僕としては、全部魚種に合わせた道具が欲しくなってしまうんで、これちょっとやばいな、と思ってそれだったら川一本に絞ったほうがそんなにお金もかからず遊べるなと思って始めました。
父親に最初連れていってもらってって感じですね。父はフライフィッシングですが僕はルアーの方なんですけど。
- どこに釣りに行かれるんですか?
岡林さん:僕は仁淀川水系の方で釣りますね。漁券も仁淀川水系はどこでも使えますし。でもその中でもメインは仁淀川町の方で釣ってますね。安井渓谷周辺であったり、東津野周辺ですね。
- 何を釣られるんですか?
岡林さん:アメゴ一本ですね。
趣味③バイク

- バイクについて教えてください。
岡林さん:バイクはコロナきっかけですね。職場にバイクを乗っているスタッフがたくさんいたのでその流れで僕もちょっと欲しいなって思って。
- バイクの車種はなんですか?
岡林さん:ホンダのCB1100というバイクです。コロナきっかけで始めたんで乗り始めて3年ですね。免許は大型免許になります。
- やはりバイクでこの国道194号線(そらやま街道)を走るのですか?
岡林さん:そうですね。国道194号線から国道439号線を走ったりします。UFOラインもバイクで一度だけ行きましたね。その時は天気はそこまでよくはなかったですけど。
趣味④自転車
- 自転車について教えてください。
岡林さん:きっかけはまずは父親が乗っていたからですね。
- 先ほどからお父さんきっかけが多いですが、お父さんは何をされてる方なんですか?
岡林さん:今は何をしていないです。退職をきっかけに運動不足解消のために始めたという感じです。元々アウトドアが好きな人なんで。で、僕も体力作りのために始めました。
国道194号線を僕は最長は道の駅ムササビまで行ってまた降りてきて仁淀川河口大橋あたりまで行くルートですね。大体80kmかな。100km目指してたんですけどね。届きませんでした。4〜5時間ぐらいで走れますね。
スキーの国体選手

- 冒頭でスキーの国体選手だという話が少しありましたがその話を聞かせてください。
岡林さん:はい。僕はアルペンスキーをしていました。山の斜面に青と赤のポールがあってそこの間をくだっていくという競技がアルペンスキーです。
- そのアルペンスキーの選手、ということなんですよね?
岡林さん:そうですね。今年2月に国体があったんですけどとりあえずそこまでは選手、でしたね。で次のシーズンに出るか出ないかなんですが僕は出ないつもりでいます。
- スキーとの出会いについて教えてください。
岡林さん:初めて滑ったのは8歳の時ですね。競技(アルペンスキー)自体は20歳を超えてからですね。きっかけは小学生時代からアルペンスキーというのはしたかったんですけど、遠征とか合宿とかが多いんで結構経済的にお金がかかるんですよ。
その時代から小学生や中学生を育成するジュニアのクラブが高知にあるんですけど、そのクラブに入ったら毎週鳥取県にある大山へ合宿へ行くことになるので、多分結構支出がすごいんですよ。
- そのクラブに入っているということですか?
岡林さん:そうですね。基本県内のどこかしらのクラブに所属しないと出ることってできないんですよ。高知県にも10何チームのクラブがあります。全盛期は高知県スキー連盟の会員数って1000人を超えてたようです。練習はそれこそ鳥取の大山だけじゃないく長野県や新潟県もよく行きます。
それこそコロナ前はシーズン(12月〜3月いっぱい)に2〜3回長野県に行きましたね。僕もぎっちり長野県に行けるわけでもないので、愛媛県に小田スキー場という良いスキー場があるんですね。久万高原の向かい側にあるところなんですけど、良いスキー場で。
- スキーには魅かれるものがあったんですか。
岡林さん:めちゃくちゃ面白いですね。初めて行った時にめちゃくちゃハマりました。
- 20歳からアルペンスキーを始めたとおっしゃっていましたがそのきっかけは?
岡林さん:そもそもが、小学校の時から競技自体はしたくてたまらなくて(大会に出たくて)、成人して自分の意思で「この合宿は行こうか」とか決めれるので参加しやすくなるのでそこから始めました。
- アルペンスキーについて教えてください。
岡林さん:アルペンスキーはタイムで勝敗が決まります。ポールの数(旗門数)や距離はスタートとゴールの標高差で決まっていきます。
- スキーは面白いですか?
岡林さん:めちゃめちゃ面白いですね。やめれないです。
- スノボにははまらなかったんですか?
岡林さん:スキーができるのにわざわざ行かなくても良いかな、と。もっとスキー極めたいし上手くなりたいし。せっかく雪山行くんだったらその時間でスキーやりたいですよね。
移住について

- 移住を考え始めたきっかけを教えてください。
岡林さん:元々住んでた家が耐震基準を満たしていないだとかリフォームが必要だとかになってきたのでそれだったら引っ越ししようか、でかねてから望んでいた仁淀川が見える環境で住みたいね、ということで移住しました。
- 仁淀川の魅力ってなんですか?
岡林さん:仁淀川のキレイさと雄大さですね。仁淀川って増水した時すごいじゃないですか。あの凄さですね。やっぱりあの凄まじさを見たくなります。
- なぜ仁淀川流域の中でいの町にしたんですか?
岡林さん:それはいの町が好きだからですね。住みやすいしアクセス良いし。
- 移住する前にしておいた方が良いことは何かありますか?
岡林さん:特にこの辺なんで、過去に浸かったという歴史もあるので。僕はここの土地買って家建てるってなった時に大雨が降って、この土地にもかなり水が来てたんで。そういう山やし安全面を調べておくっていうのは大切かなと思いますね。
- 移住して10年目とおっしゃっていましたけど実際どうですか?
岡林さん:めちゃくちゃ良いですよ。毎日がスローライフです(笑)本当に夜になると静かやし昼間は景色が良くて、昔はキャンプとかしてたんですけど、もうしなくなりました(笑)
- 移住してよかったことは?
岡林さん:毎日がスローライフでくつろげる、っていうのと、この地域の人が優しい人が多くて移住しやすかったですね。
- 移住して大変だったことはありますか?
岡林さん:それがないんですよね(笑)よく言うじゃないですか地域に移住したけど失敗して、みたいな話。僕思うんですよね、その地域のコミュニティに入ることで地域に溶け込めたりするんじゃないかなと思います。僕は消防団に入ったことで地域の人に認知されてそれでより地域に馴染めたというか。
消防団神谷分団(操法消防大会全国大会に向けて)
- 消防団は神谷地域にいくつかあるんですか?
岡林さん:神谷分団の中に加田部、保木部、鹿敷部の3つがあります。今は大会に向けて練習してますね。操法消防大会っていうんですけど。そういう大会って出るの嫌がるんですけど、新参者の僕が「全国いきましょうよ!」と言ったばっかりに、どんどんみんなが同じ方向に向いてくれだして。嫌っていう人がいなくって。
- すごく良い雰囲気ですね。
岡林さん:そうなんですよ。一致団結して。全国大会目指して。
- 練習とかするんですか?
岡林さん:めちゃくちゃしますよ。消防学校で練習します。消防学校には貯水槽があるので。
- (大会の様子を見せてもらう)
岡林さん:これ僕らの分団のチームです。大会は一人で出るんじゃないんですよね。チームで出ます。小型ポンプの部と消防ポンプの部というのがあって。小型ポンプは4人1チーム、消防ポンプの部は5人1チームですね。秒数と点数で減点方式で採点されます。
この動画は、全国大会に向けた県大会の様子ですね。緊張感がすごいです。
まずは伊野の地区大会があってその後にこの県大会があるって感じですね。2年に1回大会があって、小型ポンプと消防ポンプが交互にあるので実質4年に1回になりますね。
- スポーツですね。
岡林さん:めっちゃスポーツですよ!
- 神谷分団は今全国大会に向けて練習してるって感じですか。
岡林さん:そうですね。来年の10月に全国がかかった地区予選があるのでそこで優勝できるようにこれからまた練習を重ねていこうかなという感じです。
僕らの分団には消防車が据え置かれていないので小型ポンプで出場します。
- 消防団に入ってどれくらいですか?
岡林さん:7年目ですね。入った1年目から全国に行こう!と皆んなに言っていました(笑)
- 高知県で全国大会に出れるのは1チームだけということですか。
岡林さん:そうですね。
神谷地域について
- 神谷地域や住まわれている保木地区の魅力を教えてください。
岡林さん:保木地区で言えば仲の良さですかね。でも移住者も多いですよ。隣の方も移住者ですし。
- どんな人に神谷地域は合いますか?
岡林さん:活発なアウトドアな人が合うかなぁと思うんですよ。この地域、探せば遊びはいくらでもあるんですよ。
話前後しますけど、ここ来た理由の1つで、今はいないんですけどその時犬を飼っていたんですよ。犬種はラブラドールで、泳ぐのが大好きな犬種なんですよね。
なので、常に休みの日は犬を車に積んで前の家からここまで遊びに来てたんですよ。
だから、犬にとっても大好きな仁淀川で遊びました。そういう地域です。ここは。
- 神谷地域の良いところはありますか?
岡林さん:自然、スローライフが満喫ができる。且つ市内からも近くて不自由なく生活できることですね。
伊野町内からちょっと入っただけでこんな自然豊かなところってないと思いますね。
高知市内までも30分あれば行けるので。
- 地域のことで困ったらどこに相談すれば良いですか?
岡林さん:困った時に相談できるように地域のコミュニティに何かしら入っているとそこで相談できますね。そういうコミュニティは地域に昔から住んでいる人が多いので、相談しやすいかなと思いますね。僕は消防団入っていますけど、それこそ神谷七色会でも良いですし。
- 神谷地域だからこそできることはありますか?
岡林さん:神谷地域は街から少し入ったところなのに星がキレイですね。特に冬は。あとは夕焼けもめっちゃキレイだと思います。やろうと思えばなんでもできると思います(笑)
- 神谷地域だからこそで食べられるものってありますか?
岡林さん:神谷地域というか仁淀川流域でかもしれませんけど。ツガニ汁とか。この前でも採れますよ。
おわりに

- 橋田さんの今後の目標ってありますか?
岡林さん:今の生活に満足しちゃっているんで、、、笑そんなには笑
- この記事を読んでくださっている方に一言お願いします。
岡林さん:住みやすい地域だと思います。生活圏内に買い物できる施設もいっぱいあるし、ただ車がないとかなり不便ですね。必須です。公共交通機関がバスしかないので。癒される場所だと思います。生活しながら簡単に自然に触れ合えるっていうんですかね、、且つ不便じゃないというか。
- ありがとうございました。
インタビューでは、橋田さんについてのことと移住についての二面からお話を聞かせていただいた。インタビューの中で「なぜいの町に移住したんですか?」と聞いた際、笑顔で「いの町が好きだから」と言っていた。ワンちゃんも仁淀川が大好きだったらしい。人もワンチャンも惹きつけるこのいの町神谷地域、やっぱりすごいなと思った。あと、地域に馴染むためには地域のなんらかのコミュニティに入るべし、とおっしゃっていたが確かに今までインタビューをさせていただいた方は皆さん地域となんらかの繋がりがある方ばかりで、そういったところが移住には大切なのかなと感じた。